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大正14年、大原美術館の設立者である大原孫三郎は大原家、原家の小作農地の管理、経営のため奨農土地管理会社を設立し翌年に大原邸の川向かいに、建築家である薬師寺主計の設計により事務所を建築した。

昭和34年にこの会社は、両家それぞれの不動産管理にするため会社を二社に分離し移転した。
先代の「エル・グレコ」の経営者が、大原家に訪れる貴賓の接待などで出入りしていた縁で大原総一郎(孫三郎の長男)の勧めを受けその事務所を喫茶店に改装した。
その喫茶店の名前は、大原美術館に展示されている絵画、「受胎告知」の作者エルグレコの名から大原総一郎により名付けられた。 
 
 薬師寺は好きだったアイビー(蔦)をこの建築のそばに植え、今では建物の外壁の全面を覆い美観地区のなか四季の彩りを添えている。

 喫茶室にはエル・グレコの「受胎告知」の模写を掛け、板張りの床、升目の竿ぶち天井や上げ下げ窓などは事務所当時のままに大正ロマンを残している。

 経営者自らコーヒーをたて、町並みへの愛着と人とのふれあいを大事にしながら現在に至っている。

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